牧野 真耶

- W o r k s & E x h i b i t i o n s -

11/18/2024

Thoughts on Monday

生きていると良いことばかりではなく、理不尽なこと、不条理なことも経験するが、人間万事塞翁が馬である。
その時はマイナスに思えることでも、後に振り返ってみると実はギリギリで最悪の事態を回避していたことがわかる時がある。
そうすると、あれでよかったのだと溜飲を下げることができる。

うまくいく時というのは、何も考えていなくても良い方向へ進んでいく。
厳密に言うと考えてはいるのだが、悩んだり困ったりすることが格段に少ない。
そしてそれは周りの人達や環境がぴったりとしたタイミングで助けてくれた結果ゆえである。

数字や人脈がパズルのようにしっくりはまる。
いつの間にかうまくいく方向へ周りが導いてくれる。
今年はそんなことが続き、関わってくれた人々や時間、環境に感謝する日々を送ることができている。

藝大の同級生の力も大きい。
私の友人達は、卒業後も芸術を続けている人が多い。
国内外の展示や様々なプロジェクトで活動している様子を目にするととても励みになる。

自分は一人で走っているのではない。
確実に周りのおかげである。
もちろん、猫も。



9/01/2024

Duo Exhibition ‘Atmosphere’



9月5日より、蔵前にある iwao galleryにてアーティストの西村祐美さんとの2人展 ‘Atmosphere’を開催していただくことになりました。
ご高覧いただけましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

▶︎ https://iwaogallery.jp/atmosphere/

Atmosphere
Maya Makino×Yumi Nishimura

2024年9月5日(木)〜22日(日)
[木・金・土]12:00ー19:00 
[日]12:00ー17:00
※月・火・水 休廊 
台東区蔵前2-1-27 2F
都営浅草線・蔵前駅A1b出口からすぐ

展覧会を企画してくださった @iwao_gallery 磯辺様に感謝申し上げます。


牧野真耶×西村祐美「Atmosphere」二人展を開催いたします。
自身の記憶の断片を、藍という染料を支持体に深遠な色彩表現と抽象的な画面構成で表現する牧野と、反復と集積というシステムの美しさに魅了され独学で〝織り〟というものをより抽象化する、テキスタイル領域から美術へと深化する西村。ふたりの作家は素材、技法、アプローチも異なる作品であるが、醸し出す〝Atmosphere〟はどこか似ている。二人ともが追求する、限られた状況・空間や色彩の中に無限の世界を見出すミニマリズム。彼女たちの持つ静かに響く呼吸とiwao galleryの空間での〝Atmosphere〟をお楽しみください。
※Atmosphere=特定の場所や状況が持つ特有の感じ。雰囲気。

牧野真耶[Maya Makino]
1980年神奈川県生まれ。2009年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。
▶︎2003年より藍を使用した作品を制作し続けている。胡粉を使った地塗り材で下塗りをしたパネルに一種類の染料を使ってさまざまな藍の色合いを表現する。藍は絵画の表面に留まっているのではなく、支持体に浸透している。無意図的に知覚した感覚から、瞬時に過去の風景が目の前に映し出される体験を絵画の中にキャプチャーし留めておくということを目的としている。

1980年神奈川県生まれ。2009年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。国内外のギャラリーの他、2012年 東京都府中市美術館、2015年 上野の森美術館、2016年 藤沢市アートスペース、2017年 東京藝術大学美術館にて作品を発表。主な収蔵先として、西方寺(東京)、いすゞ自動車株式会社(神奈川)、セントレジス大阪(大阪)、TIAD, Autograph Collection(愛知)、みなかみコレクション(群馬)、ヨシモトポール株式会社(群馬)、東京藝術大学美術館(東京)など。
@maya_makino_

西村祐美[Yumi Nishimura]
1984年福岡生まれ。2007年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。
▶︎学業や仕事を通じデジタルな制作現場で活動していたが、もっと本質的な素材に立ち返りたいという思いのなか手織りに興味を持ち、反復と集積というシステムの美しさに魅了され独学を開始した。織りの中でとりわけ興味を惹かれる要素 [反復・集積・交差・密度・素材]を軸とした制作を行っている。

1984年福岡生まれ。2007年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒業。個展歴に、2024年「Interplay」(GALLERY SAOH&TOMOS/東京)、2022年「repeat」(iwao gallery/東京)。主なグループ展に、2023年「LAYEREDー網膜に生まれるイリュージョン」(THE BOX TOKYO/東京)、2022年「SICF22 Winners Exhibition」(スパイラルガーデン/東京)、2022年「Arte Laguna Prize 15」(The Arsenale of Venice /イタリア)、2022年「Arte Laguna Prize Exhibition」(Caudan Arts Center/モーリシャス) など。主な受賞歴に、2021年 SICF22 EXHIBITION部門 保坂健二朗賞など。
@_yumi_nishimura

Atmosphere
Maya Makino×Yumi Nishimura
2024.9.5(thu)-22(sun)
Open:Thu-Sat 12:00-19:00 Sun 12:00-17:00
Close:Mon-Wed 


8/24/2024

猫との暮らし その2

不思議である。何度考えても。

昨年の5月から猫と暮らしている。毎日うちに来ていた野良猫を保護した。
一昨年の5月に近所で初めて彼女に出会ったが、警戒心が少なく、のんびり過ごしている姿に癒された。
その数日後からうちの庭に現れ始めた。

当初、食べ物は一切あげず無視していたが、なぜかロックオンされてしまったようで保護する流れになったが、なぜ彼女は私を選んだのか不思議でならない。現実的に保護することを決めてからご飯や水をあげ始めたのだが、毎日4回、ほとんど同じ時間に庭に現れた。彼女が来そうな時間に網戸を開け閉めして音を立てる。それが彼女と私の合図だった。彼女がやってきたのを確認して少し窓を開けると、当然のように入室してご飯を食べ、室内でしばらく過ごしたあと外に帰っていく。毎回帰る時はこちらを振り返り、まるで「ありがとう」と言っているようだった。「気をつけてね、人間の食べ物は食べちゃダメだよ」と言って送り出していた。心配でたまらなかった。

大雨の日も雪の日も、少し天候が落ち着いた隙をついてうちにやって来る。体をふいてやり、ブラッシングして寛いでもらう。そんなやりとりを続けていくうちに、彼女が私を信頼してくれていることを実感した。

お世話を始めてから懐くのは理解できるが、彼女に出会ってからご飯をあげ始めるまでに7ヶ月ほどかかっている。ペット不可物件に住んでいたため中途半端に無責任な世話をしたくなかったからである。それにも関わらず、なぜご飯をあげ始める前から彼女は毎日うちに来ていたのか。猫は人を選ぶというが、本当にそういうことがあるのだと驚いたことを覚えている。そしていまだに不思議だと感じている。当の彼女自身は「しめしめ:)」と思っているかもしれないが。

安心してひっくり返って寝ている姿を見ていると、お互いの判断は間違っていなかったと確信できる。この家を選んで正解だったと思ってくれていたら嬉しい限りである。


7/20/2024

Aesence: Maya Makino, Woo Byoung Yun: Plus & Minus

 Our current duo show is featured in two articles on Aesence. Thank you so much!



‘Contemporary Art Shows In July 2024 For Minimalist Art Lovers’



Installation view of “Plus & Minus” with Maya Makino and Woo Byoung yun at The Untitled Void © The Artists, Image Courtesy The Untitled Void





7/17/2024

Duo Exhibition ‘PLUS & MINUS’

Installation views of current exhibition ‘PLUS & MINUS’ by Woo Byoung Yun and Maya Makino at The Untitled Void in Seoul. The show runs until August 10.








 

7/01/2024

Duo Exhibition ‘PLUS & MINUS’

 I am delighted to be showing my new works in a duo exhibition at The Untitled Void in Seoul, South Korea. Looking forward to presenting my works along with the amazing artist Woo Byoung Yun.

‘PLUS & MINUS’
@the.untitled.void
July 5 - August 10, 2024
Open Tuesday - Saturday, 10:00 - 18:00
EMAIL: INFO@theuntitledvoid.com

Artists
Maya Makino @maya_makino_ 
Woo Byoung Yun @woobyoungyun_

Thank you very much to @the.untitled.void@__jihyunlee and @han___mee for their support.






5/30/2024

The Art of Tea

6月1日より開催される藝大アートプラザでの企画展にて新作を発表いたします。
お近くにお越しの際はお立ち寄りいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

The Art of Tea
藝大アートプラザ
6月1日(土)-6月30日(日)
10:00-18:00
定休日: 月曜日 



Twilight (No.4)
2024
Indigo dye and gofun (shell lime) gesso on wooden panel
180×140 mm







5/11/2024

s t i l l n e s s

I am delighted to announce that my new works will be presented in the group exhibition ‘stillness’ at Gallery 57 in Arundel, West Sussex, United Kingdom. Looking forward to showing my works along with wonderful artists.


s t i l l n e s s
May 11th - July 6th, 2024
@gallery57_contemporaryart
Open Tuesday - Saturday 11-4
Sunday 12-4
https://www.gallery57.co.uk/stillness

Many thanks to @symes.ann for giving me such a beautiful exhibition opportunity.









5/02/2024

ART BUSAN 2024

I am delighted to be showing my works in ART BUSAN from May 9th-12th with The Untitled Void. Honored to be a part of the artists for such a wonderful opportunity.

ART BUSAN 2024
VIP Preview: May 9th
Public Open: May 10th-12th
The Untitled Void Booth A-1
BEXCO 1st exhibition hall, Busan, South Korea
https://artbusan.com/

Thank you very much to The Untitled Void, Jihyun Lee and Meekyoung Han for their support.

Artists
Alexander Appleby
IVAAIU City 
Maya Makino 
Sophie-Yen Bretez 
Velvet Other World
Wooyoung Choi 

The image shows:
Rain (No.1)
2024 455×380 mm
Indigo dye and gofun (shell lime) gesso on wooden panel

 










3/25/2024

Twilight

 


Twilight (No.1)
2024
Indigo dye and gofun (shell lime) gesso on wooden panel
180×140mm